スイス留学の体験談 2014年

これからNICを目指す みなさんへ02/セザール・リッツ・カレッジ ル・ブブレ校

PROFILE

山野 皓平さん Kohei Yamano

César Ritz Colleges Le Bouveret Campus セザール・リッツ・カレッジ ル・ブブレ校
ホスピタリティ・マネージメント学科1年
BA in Hospitality Management

東京都・明治学院高校出身 NIC 第26期生

美しいキャンパス

今年の4 月にNIC を修了し、7 月にスイスに来て、ようやく4 か月が過ぎました。
ここCesar Ritz Collegesはジュネーブ湖(レ・マン湖)のほとりにあるとても美しいキャンパスです。もともと5つ星ホテルだったところを改良した学校で、勉強も食事も寝るのもすべて学校の中です。

Cesar Ritz Colleges はアメリカのワシントン州立大学と提携していて、卒業するとスイスとワシントン州立大学の両方の学位を取得できるのが大きな特徴です。夜は星がとてもきれいですし、水道水がエビアンだと聞きました(笑)。

ライバルに負けるもんか

ここの学生はみなレベルが高いです。入学した時点で3、4か国語話せるのは当たり前ですし、小さな時から留学経験が豊富なクラスメイトばかりで、入学時は正直相当あせりました。 クラスメイトは25人くらいで国籍も中国、フランス、スイス、ギリシャ、サウジアラビア、カザフスタン、韓国、イタリア、マレーシア人とさまざま。学校全体でも日本人はたった4人しかいません(男子は自分ひとりです)。

ここでは教室での授業以外に実習もたくさん行われています。1年生は週1回サービスの実習が義務付けられていて朝昼晩3 回食堂でサービスします。Fine Dining もあり、フレンチをはじめ世界各国のフルコースをサービスするのですが、スープやワイン、チーズの知識もすべて身につけなければなりません。

先生も業界の第一線で働いてきた方ばかりで、中にはオリンピックでサービスを経験された方もいらっしゃいます。

1学期目は、栄養学、ホスピタリティ・マネージメント、履歴書の書き方&面接の受け方、フランス語など7科目の授業を取りました。中間テストの成績が思ったよりよくなかったのですが(4 段階で3.1)、親友でありライバルのマレーシア人の学生が3.3 の成績をとっていたので「負けてられない」と思い、後半頑張って期末では3.38 まで上げることもできました。
今学期は数学やライティング、フランス語、そしてワイン・飲料やレストラン経営に関する科目を学んでいます。
また、来年1月からはジュネーブにあるマンダリンオリエンタルホテルでインターンシップを半年間やることが決まっています。

自分は負けず嫌い

今はクルージングの会社にも興味をもっていて、実際、2回目のインターンシップではクルージングの会社を予定しているのですが、クルージングで働く人は5か国語を話すそうです。実際にクラスメイトにはもうすでに4、5か国語話せる人も多いですし、履歴書に3か国語しか書けない自分は正直まだ恥ずかしいですし、自分もそうなれるためにこれからもっともっと頑張っていきたいと思っています。

こういう風に書くと、他の人と比較ばかりしているようですが、自分はなんだかんだ負けず嫌いで、そんな優秀な周りのみんなとのギャップを埋めるために、自分なりにできることを必死に頑張っています。

いつかこの頑張りが報われる日を信じて。

セザール・リッツ・カレッジ ル・ブブレ校 セザール・リッツ・カレッジ ル・ブブレ校 César Ritz Colleges Le Bouveret Campus

大学ウェブサイト: www.cesarritzcolleges.edu/

所在地: Route Cantonale 51, 1897 Le Bouveret